久保研究室では、主に測位衛星システム(GNSS; Global Navigation Satellite System)の測位アルゴリズムとその応用、慣性センサ応用システム、画像処理等について、数理信号処理の観点から研究に取り組んでいます。
教員
教授久保 幸弘Yukihiro KUBO
- 講義科目(2019年度)
- 【学部】複素関数論、通信工学、プログラミング演習、電気電子工学入門、電子電子工学概論、情報通信システム
- 【大学院】応用数学特論
大学院博士前期課程
- M2梅村 郁仁 Fumihito UMEMURA
- M2林 龍我 Ryuga HAYASHI
- M2ソウ ゲイケイ CAO Yixin
- M1桑原 大空 Hirotaka KUWABARA
- M1手塚 壮哉 Soya TEZUKA
- M1ヨウ ボクゲンYang Muyuan
卒研生
- B東奥 航志郎 Koshiro ACHIOKU
- B荒久田 東吾 Togo ARAKUTA
- B上堂薗 雅巳 Masami KAMIDOZONO
- B高橋 晴斗 Haruto TAKAHASHI
- B中村 泰斗 Taito NAKAMURA
- B額田 健作 Kensaku NUKADA
- B平川 圭太郎 Keitaro HIRAKAWA
- B山本 雅也 Masaya YAMAMOTO
- B山極 大知 Taichi YAMAGIWA
このページでは、卒業研究および大学院での研究テーマについてまとめています。研究室の見学はいつでも歓迎します。研究内容の詳しい解説は、「G-RITS」のwebページに掲載していくことにしますので、こちらも参考にしてください。
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- 1. 概要
- 当研究室では、主に測位衛星システム(GNSS; Global Navigation Satellite System)に関する信号処理、測位アルゴリズムを主軸として研究を行い、これらの応用システム、慣性センサ応用システム、画像処理等について数理信号処理の観点から研究に取り組んでいます。
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- 2. GNSSとは?
- GNSSとは、衛星を用いた測位・航法システムの総称です。代表的なものとして、カーナビに用いられるGPS(GlobalPositioningSystem)が挙げられます。よく知られているように、GPSは米国が打ち上げた軍事衛星ですが、民間での利用も正式に認められており、最近では携帯電話やPDA等でも衛星からの電波を解析して、ユーザの位置を求めることができます。GPS以外には
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- GLONASS(ロシア版GPS、既に運用中)
- Galileo(ヨーロッパ版GPS、実験衛星打ち上げ済み)
- 準天頂衛星(QZSS; Quasi Zenith Satellite System、日本版のGPS補強システム、2010年9月11日打ち上げ済み、愛称:みちびき)
- が予定または既に運用状態にあります。正確な自分の位置を知るという行為はますますポピュラーになりつつあり、多くの企業、研究機関がこの分野に注目しています。
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- 3. 活動内容について
- 例えば、衛星から送られる電波を受信し位置情報得るまでには、
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- 受信機:アンテナ技術、高周波回路、ディジタル回路、通信方式、電磁気学等
- 測位アルゴリズム:ディジタル信号処理、線形代数、解析学、統計学、確率過程等の数理的手法
- が駆使されていますが、卒業研究では、測位アルゴリズムの分野の学習を重点的に行うとともに、各々の研究テーマについて考察します。また、実際の受信機、センサ等を用いた実験を行い、C、C++、MATLAB、Symulink等の計算機言語を利用して、開発した信号処理技術の実証を行います。
以上のように、GNSSは今日の社会におけるコア技術の結集といえます。卒業研究を通して得られるこれらの知識、技術は測位・航法といった分野にとどまらず、電気系の幅広い範囲で活躍できる素地になると考えています。
研究業績は立命館大学研究者データベースをご覧ください
立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)
ウェストウィング2階